スール
オマーン北東部にあるオマーン湾に面する港湾都市である。マスカットからは南東に150kmの地点にある。スールは歴史的に船乗りの間で重要な目的地として知られていた。現代でも海はスールにおいて重要な存在で在り続けている。
引用:Wiki
スールで宿泊するホテルは海に面していた。 チェックインが終わるとフラフラと海辺へと出かける。
パシャパシャと写真を撮っていると「君はフィリピン人か?」と声をかけられた。「日本人だ」と答えると「お茶でも飲んでいかない?」と誘われ10分ほどお茶会に参加した。
平日だったが夕暮れの浜辺は家族連れが多く賑わっていた。
日が暮れてやってきたところはラス・アル・ジンツというウミガメの産卵保護区。 オマーンでは1年を通してウミガメの産卵を見ることができるがここにこればほぼ確実に産卵が見られる。
月明かりもなく本当に何も見えない真っ暗の中を約10分突き進んでいくと浜辺に到着。 さらにしばらく進んでいくとウミガメが産卵している!!
正面から光を当ててしまうとウミガメは驚いて産卵をやめてしまうというので、背後から照らしながら産卵の様子を見守った。
しばらく見ていると別の場所から孵化して砂浜に出てきた子供を発見。 必死で海を目指してるのかと思ったが懐中電灯の明かりに向かってくる。 もしかして月と間違えたのかな?
ウミガメの産卵は結構広いスペースで行われる。 テレビで何度も見たことあるが実際に見てみるとまったく違った感動がそこにあった。
宿泊をする場合、夜と朝方の2回ウミガメを見に行くチャンスがあるみたい。 これは旅行会社の人からもらった写真だがウミガメの数がめちゃめちゃすごい!!!
最終日 伝統あるダウ造船所の街スール そして帰国
ホテルをチェックアウトしてスール中心地へど移動する。 海に面した街なので風が気持ちいい。
この街の見所はなんといってもダウ造船所。 湾や河口に造船所がある。
中に入っていくと二艚同時に作っていた。 片方はまだ骨組みだけだったが、もう一艘はもう直ぐ完成といったところ。
僕の造船所の職人は全員インドやパキスタンから来た出稼ぎ労働者だった。 1年ほど時間をかけて船を造っていくようだ。 ちなみに一艘の値段は約3000万円ほどらしい。
伝統的な作り方で釘は一切使われない。 船の全長15〜20mほどある。
海側から見た造船所。 もっとしっかりとした倉庫で造っていると思ったがそんなことはなかった。 これはオマーン独特の気候で1年を通して雨が降らないからかもしれない。
別室ではダウ船の模型を作る職人もいる。 ホテルや会社などで飾るのだろうか。
スールを後にしてマスカットへ戻る途中、ガイドのサイードさんの実家がある村へと寄ることになった。
枯れた川を一気にジープで上がっていくと小さな村に到着。
ガイドブックに載っていない小さな村。 オイルが出て潤う前の暮らしが垣間見れる。 アラビアンコーヒーとデーツをいただき車はマスカットへと戻っていく。
アラビア海沿いを車で走る事約2時間でマスカットに到着。 到着後はオマーンで唯一の日本食屋「東京太呂」で食事。
ランチは本格的な日本食だった。 本格的な日本食が食べられるのとお酒が飲めるので夜は駐在日本人で混み合いそう。
食事が終わってドリンクスタンドへ行こうと思ったがこの日の気温はなんと43度。 休憩していたホテルを出発して200mで引き返しホテルで引きこもり。 夕方最後のお土産を買いにマトラスークへと出かけた。 最後の時間は残ったお金を使うべく適当におみやげ物を買いあさって時間を潰した。
そして空港へと移動。 長いようで短かった7日間のオマーン旅行は静かに終わった。
まとめ&感想
初めての中東ということで色々な怖さがあったが実際に見てきたオマーンについては中東のイメージを吹っ飛ばすくらい人がよかった。 写真についてはイスラム圏ということもあり撮られるのを嫌う人も多かったが若い男性の人たちは気さくに応じてくれる機会も多かった。
2016年の終わりには新ターミナルが開港しさらに観光に力を入れることになると思う。 これから10年で一気に変わるオマーンを「今」見れて本当によかったと思う。
色々な縁にシュクラン。
2016年5月30日〜31日
5月にエディハド航空に乗る目的で中東に行きます。せっかくなので、どこか1、2泊を未訪問国で過ごそうと思い、オマーンを検索しておりますた。このブログを拝見して、ファンになってしまいました。写真も素敵、情報もしっかり。。何よりお人柄が感じられて。。。
ついで訪問からしっかり旅行をしたくなってしまいました。
この旅行のコーディネート会社は一般人の対応もされますか?私もお願いしたいです。金額にもよるのですが、もしよろしければご紹介いただけないでしょうか?
NAOKOさま
コメントをいただきましてありがとうございます。 しばらくドタバタとしておりブログへのアクセスができていませんでした。 申し訳ございません。
オマーンという国ですがなかなか洗礼されたアラブを感じることができるよい国でした。
現在、急激に観光化が進んでいるので今行くのと10年後に行くのとでは、
全然感覚が異なると思うのでなるべく早めに行かれた方が良いかもしれないと個人的に思っております。
さて、今回のコーディネート会社ですが現地のNTT(National Travel & Tourism)という政府系の会社になります。
個人旅行の対応が可能かどうかはわかりませんが一度連絡を取ってみても良いかもしれません。
National Travel & Tourism
WEB http://nttoman.com
Mail tours@nttoman.com
担当者、ガイドも含め英語のみになりますのでご注意ください。
良い旅を!