鶏と鶏が命を懸けて戦う闘鶏。今となっては全世界中で行われている競技だが、その歴史はここタイから始まったと言ってもよい。 軍鶏(シャモ)の名は、当時のタイの旧名・シャムに由来する。
ネットで調べてみるとスワンナプーム空港の近くに本格的な闘鶏スタジアム「Bangkok Cockpit」があるという事でバイクかっ飛ばして行ってきました。
バンコクからのアクセスはペップリー通り東に進み、パタナカーン、スクンビットSoi77(ソイ・オンヌット)、スワンナプーム空港を抜けて国道3001号線ひたすら東へ走ります。 しばらく進むと高速道路の高架が見えるのでそのまま通過。
さらにそのまま進むと交差点にセブンイレブンとロータス、ビックCが続いているとこに出るのでそこが闘鶏場「バンコクコックピット」の入り口です。
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敷地入口の看板はタイ語表記しかないので注意が必要。
先へ進むと駐車場があり奥の建物が闘鶏場。 駐車場のゲートに「Bangkok Cockpit」と書かれてます。
入口はこんな感じ。 入場料50Bに番号の書かれたチケットと顔写真を撮ると入場できる。
この番号で入退場を管理、また賭けをする場合の番号になります。
入ってすぐのメインスタジアム前では軍鶏用のサプリから薬など軍鶏用品が売られてました。
用途不明の薬…… ドーピングとかするのでしょうか?
そしてメイン会場へつきました。 試合は1ラウンド22分で行われます。
コロシアムは賞金が20万から100万Bを超える大きな試合で、プロの闘鶏家が集まって勝負する。小さな方は2000から3万B程度の小さい勝負が繰り広げられ、趣味で軍鶏を飼っている人々が対戦相手を自分たちで決めて勝負をしている。
タイの闘鶏は、日本では食用として喜ばれる軍鶏を使う。タイ(サイアム)から来たのでシャモと呼ばれ「軍鶏」は当て字だそうだ。タイの闘鶏家たちは、真剣勝負のスポーツとしているが、観客の一部は勝敗に金を賭けギャンブルをしている。
係員に聞いたところ「あくまで会場を貸しているだけで、賭け事は違法」だ。
DACOより引用
「賭け事は違法だ」と書いてあるがそこらへんは知ったこっちゃない。 ほとんどの観客が1000B握りしめて試合を待つ。
選手(鶏)入場。 興奮で体温が上がってしまい戦えなくなってしまう為、試合前は入念に体を冷やします。
その作業は試合開始ギリギリまで続く。
そして、試合開始! おもいっきり賭けが行われていて試合の最中でも参加者が増えていきます。 入り口でもらったメモに賭け参加者の番号と金額が書かれていました。
※賭け事は違法行為です
ジャンピング爪がさく裂! でも、早すぎて写真が撮れない。。。 そんな時は明るいレンズかシャッタースピードを上げるしかなさそうです。
鶏の毛が抜けて禿げあがっているところが主に攻撃を受けるところ。 頭から首、背中にかけてが攻撃範囲になります。
攻撃方法は大きく分けて2つ。 1つはくちばしを使い相手の鶏冠に噛みつく&突っつく。
2つ目はジャンピング爪。 くちばし&ジャンピング爪のコンビネーションが相手の肉を裂く。 コンビネーションが決まると会場からは「チョックシ!(ぶっ飛ばせ!)」と歓声があがり沸き立つ!
そうこうしているうちに22分経過。 この試合は決着がつきませんでした。(集金タイム)
メイン会場の裏手にも小さな会場がありこちらでも同じように試合が行われていました。
カゴに入れられて出番を待つ軍鶏。 その時まで精神を集中しているようにも感じられた。
メイン会場の外では小さな会場がいくつもあり、それぞれの試合が行われている。 近くで観戦をして分かったが試合の内容はかなり生々しく皮膚は腫れ、鮮血が飛び散ったりもしていた。
その為、試合後は体を冷やし、清潔にして止血などが行われる。
糸で傷口を縫い止血を行った後、傷口から血を吸いだしていた。 鶏も慣れているのか動かずじっとしている。
こちらは痛み止めの注射を打っていた。
試合中の華やかな世界と舞台裏の様子を見ることができる闘鶏場「Bangkok Cockpit」。 家族連れで行くようなところではないけれど、男の人がひとりで見に行くには良いかもしれないです。 もし機会があればまた行ってみたい場所かな。
詳細
Bangkok Cockpit สนามกีฬาไก่ชนเทิดไทย (サナーム・ギラー・ガイ・チョン・トゥート・タイ)
料金 50B 駐車料金 車20B バイク10B
試合日 第1、3、5の日曜の10時半~23時ごろ
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