先日、日本人の友達が「タイ人の彼女と結婚式をあげるので是非来てくれ」と結婚式の招待をいただいた。 ただ、結婚式が行われる場所はバンコクから北に約400キロにあるペチャブーン県。 せっかく遠くまで行くことになるのでついでに観光もしていこうと思い土日を使って行ってきた。
といっても、ペチャブーン県ってそもそも何があるのか? 有名なところで行くとカオ・コーというリゾート地(山)、またタイのサバンナと言われるトゥン・サレーン・ルアンしか思い浮かばない。 リゾート地の場合、そこで1泊するところが多いので今回はパス。 他にはと当たってみると「シーテープ歴史公園」がある。
調べてみるとシーテープ歴史公園はスコータイ王朝時代以前に造られたクメール遺跡だという。 行き方はバンコクからペチャブーンへ向かう国道21号線の途中にある様なので行ってきた。
バンコクから車を飛ばす事2時間とちょっとでペチャブーン県にあるシーテープ史跡公園に到着です。 私も全く知らなかったシーテープ史跡公園の概要はこちらより。
現在のペッチャブーン県にあたる地で、スコータイ王朝が勃興する13世紀以前に建設されたと考えられている古代都市。その遺跡を保存するために整備された 総面積約4.7平方キロメートルの歴史公園は、堀に囲まれた直径約1.5キロメートルの丸い都市、その東側に隣接するやや大きな四角い都市と、ふたつのエリアから成り、いずれも周囲を堀で固めた都市づくりから、そして敷地内に発掘・保存されている
公園入口にある資料センターには発掘品の展示もされており、 ドヴァーラヴァディー王朝など古代のタイを知る歴史史料として、たいへん価値の高い公園です。
■引用元 タイ政府観光庁
史跡公園内の敷地は予想以上に広いです。 広大な敷地の回りには堀がありかつての繁栄を伺わせます。
隣接をしている資料センターは小さいながらも貴重な発掘品が展示してある。
資料センターを出て遺跡へと向かう。 いつもながらの二重料金。 タイ人20B 外国人100B
チケットブースから遺跡までは200mくらいの距離だが車で送ってくれるので1分半くらいで着いてしまう。 で、プラソンピーノーン遺跡に到着。遺跡全体はというとクメール建築でよく見られるラテライトと砂岩を使ったもの。ただ崩壊がひどく蓮の形を連想させる塔の姿は見えませんでした。
寺院内はこんな感じ、リンガが置いてあった跡が分かります。
砂岩に掘られた彫刻さすがに修復後のものになりますが、曲線が美しく、さらには彫が深いのが印象深かったです。
遺跡の美しさは状態や彫刻などにもよるが、圧倒的に空気感の良さが遺跡の良さを決めると思う。 この名前の知られていない遺跡はアユタヤ遺跡よりも空気感は圧倒的に上。 繁栄が終わった時から今までずっと変わっていない雰囲気を肌で感じることができた。
お堂の隣にあるピラミッド型の遺跡は7~8世紀に建造されたカオクランナイ遺跡。 近くまで寄ると彫刻が見れるようだが、暑いのでやめた。 で、バンコクに戻ってネットで調べたら、ちょっと面白そうだったので見ればよかったと後悔。
これがプラシーテープ遺跡。 崩壊が激しく塔の中に入ることはできなかった。 他には近くに4つほど小さい遺跡があるようなので車で来ていて尚且つ時間がある人は見に行っても良いかもしれない。
タイの伝統的な結婚式
シーテープ歴史公園からさらに北へ向かいペチャブーン県に到着。 友人が予約してくたペチャブーン県でNo.1であろうKosit Hill Hotelへ到着。 1泊して翌日は朝一からタイ式の結婚式が行われる。
この日の式典は大きく分けて4つ。
1、お坊さんによる式典
2、タイの伝統的式典 その1
3、タイの伝統的式典 その2
4、披露宴
お坊さんによる式典は日本でいうところの神社での結婚式でしょうか? でも、スタート7時は早過ぎでしょ。。。
着付けやメイクが必要な場合は2時くらいに起きたりするみたいです。
お坊さんが経典を読み上げたり、お供えしたりで約1時間半ほどかけてほどなく終了。 朝早く起き過ぎたのかすこぶるお腹が痛い。。。
お坊さんの式典が終わり当人たちが外で写真撮影などをしている間、プチ同窓会や写真撮影会などが行われます。 そこは日本と同じようなスタイルです。 それにしても、タイの伝統的なドレスに身を包む女性たちは煌びやかで美しいです。
続いて、タイの伝統式式典。 婿が嫁を迎えに行きます。
「ヒィィィイィ↑ーーーーー ホォォォォォ↑ーーーーー!!!!!」
と声を荒げながらお金、結婚指輪、その他、嫁の実家への贈り物を持ち嫁の元へ向かいます。
すると、、、 そこにいくつかのゲートが現れます。
ゲートの門番は「嫁の元へは行かせないよ! この先へ行きたいのなら金だしな!」的な注文をしてきます。
お金を渡しながらいくつかの門を超えて最後のゲート。「愛してるなら大きな声で『愛してる!!!』って言いなさい!」などと言い寄ります。 さんざん焦らされた後、「愛してる」+現金を渡して最後のゲートをくぐると嫁が待っています。
なかなか現金なスタイルです。 はい。 「金の持ってない男には嫁はやらん!」愛よりも金と言うのは万国共通でしょうか?
続いて夫婦そろって互いの両親に結婚のあいさつをします。
婿から嫁の両親へ現金が、花嫁には金が贈られます。
花嫁へ送った金のネックレスを花婿がつけます。
花婿の両親は先ほどお坊さんにいただいた花輪を頭に、花嫁の両親は娘に祝福を与えます。
最後に参加者から祝福をいただきます。 ちなみに手首にしているのはタイの北部、東北部のみのものらしい。 3日間は切ってはいけないみたい。
これで7時から始まった式典は終わりです。 ふ~
「友人の結婚式に参加中」とFacebookでUPしたところ、なんとも偶然にも私の嫁の友人がペチャブーン県の実家で結婚式を挙げるらしい。 急遽、車を飛ばして参加することになった。 1日で2回目の結婚式。
タイの結婚式はホテルや教会、お寺で上げるだけではない。 もちろん実家で上げる場合もある。 到着した時にはすでに終わってしまっていたが、ここでは実家にお坊さんを読んで式典が行われていた。 田舎で多い親戚一同で同じ土地に住むスタイルで、敷地には4軒の家が建てられているのですごい広い家だ。
式典は終わっていたので写真撮影だけ。 タイ人のお花嫁さんにハンガリー人の花婿。 聞いたところハンガリーに住むよりもタイに住んだ方が気分は開放的だとか。
その後、友達同士で食事に行ってパーティーは終了。 なんとも良い、静かな結婚式でした。
夜の披露宴に参加すべくホテルへ向かう。 途中、見かけたクメール形式の仏像。 比較的新しいようです。
夜は披露宴。 二人の馴れ初めやケーキカットなど日本と同じように進みます。 ただ違うのが参加者の数。 この日は約400人ほどの参加がありました。 タイの結婚式はかなりの大人数を呼ぶことが多いようです。
そして、最後に花嫁からブーケが投げられ独身女性たちが「桜木花道」顔負けのスクリーンアウトしながらブーケをゲットします。 この日ゲットしたインちゃん(可愛い)は「今回ゲットするのは5回目だけどまだ結婚してない!」と言ってました。
やはり、ブーケも幸せも自分自身で手に入れないといけないようです。
それにしても、友人の結婚式に参加するのは招待いただいたこちらも幸せな気分になります。
付きあい始めてから約9年。 とても長かった結婚までの道のり色々と見てきたぜ! ヒロキ&リュウちゃん本当に結婚おめでとう!!!!
2014年5月24日~25日
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