踊るミャンマーの鉄道とマンダレーヒルで黄金に触れる 3日目

今日は遺跡の町バガンから列車に乗ってミャンマー第2の街マンダレーへ移動。7時間に及ぶ移動と車窓からの景色。そして標高236mのマンダレ―ヒルからのサンセットを楽しみます。

ミャンマービールとバガン遺跡群の夕景 1日目

2013.11.20

バガン観光サンライズからサンセットまで 2日目

2013.11.21

 

バガン駅
バガン⇒マンダレー行きの列車は1日1本のみ運行している。 朝5時半にホテルを出発。馬車に揺られること約1時間弱で鉄道バガン駅に到着した。

 

バガン駅と鉄道
軍事政権下では撮ることができなかった鉄道駅と列車。 ホームで写真を撮ってても何も言われなかった。 というか全く英語が通じず。「トイレ」と言う単語すらダメだったのでただ単に話しかけたくなかっただけかもしれない。

 

ミャンマー鉄道車内
今回はオーディナリークラス(US5ドル)に乗ろうと思っていたが、外国人という事もあって勝手にアッパークラス(US10ドル)になってしまった。ちなみに他に外国人は見当たらず全員ローカルの方たちで、学生やマンダレーで働いているような方が多かった。その中で目に留まったのがスーパーの買い物カゴ(プラスチックのアレ)。中には弁当や飲み物、お土産、勉強道具を入れて普通にカバンとして使っていた。 車内でのスーパーのカゴ使用率は80%を超えている。

 

ミャンマー鉄道車窓から1
バガンを出発してしばらく経った車窓からの景色。 タバコ畑に日陰用の木が点々としている光景が続いている。

 

ミャンマー鉄道車窓から2
無人駅に到着して畑のずっと向こうにあるであろう家へ向かう人たち。 彼らの家はここからどのくらい離れているのだろうか?

 

ミャンマー鉄道車窓から3
車窓からは現地の人たちの生活風景も垣間見ることができる。 この植物は家畜のエサかな??

 

ミャンマー鉄道車窓から4
穏やかな田園風景に反して車内では大惨事。 ゆがんだ線路を走る列車は脱線しそうなほど上下に揺れ、踊る車両と化している。 勝手に「ダンシングトレイン」と名付けてみた。 このダンシングトレインの揺れが眠さを誘い、しかしながらも脱線の不安もあり、頭をぶつけないようにしなければ…と色んな葛藤があって楽しい。 ちなみに腰が浮くほどスリリング。

 

ミャンマー鉄道車窓から5
通過駅で見た物売りの女性。 綺麗に切ったパイナップルを頭の上に乗せてます。

 

ミャンマー鉄道車窓から6
踏切待ちをしている人たち。 トゥクトゥクに3人乗りバイクに人力車… ローカル感が半端ない。

 

ミャンマー鉄道車窓から6
托鉢中の少年僧。 袈裟の色はタイの黄色とは異なり、えんじっぽい色です。 色は国によって異なるみたい。

 

ミャンマー鉄道の物売り
駅に停車中。物売りがお菓子を売りに来るも停車時間が短いため買う事が出来ず。その前にコミュニケーションが取れないのが辛い。 欲しいものは指さしで何とかなるがお金だけは現物見せてやり取りするしかない。 トホホ…

 

ミャンマー鉄道車窓から7
東南アジア諸国ではまだまだ牛車が主役になるエリアもあります。 タイでも農村部やチェンマイなどの観光地でも見ることができ、場合によっては乗ることもできる。

 

ミャンマー鉄道車窓から8
朝からほとんど食べていない状態でボケーっと車窓からミャンマーの景色を眺めること7時間。 ようやく列車はマンダレーに到着です。

 

マンダレー駅
ミャンマー第2の街にしては微妙なマンダレー駅と思ったけど、「チェンマイと同じようなものか。」と思う事で妙に納得できる。
マンダレーはミャンマーのほぼ中央に位置しておりイギリスに占領される前までこの国最後の王朝がおかれていた王都。街の中心には1辺が約3キロもある堀に囲まれた旧王朝があり当時の姿を残している。 主な観光名所は旧王宮を始めマンダレーヒル、シュエナンドー僧院、アマラプラがある。
市内はマンダレー駅を中心に栄えており近くに中級ホテルやゲストハウスが集まる。 交通量はかなり多く車やバイクの往来も多い。

 

マンダレーヒル入口
ゲストハウス(2人で20ドル/エアコン付き)へチェックインをした後は、マンダレーの観光名所マンダレーヒルに登ることにした。 マンダレーヒルは旧王宮の北側に位置し市内からのアクセスも良い。ゲストハウスが集まるエリアからもソンテウが出ている。

 

マンダレーヒル1
標高236mあり7合目まで車で上がることができる。折角なので今回は入口から頂上まで参堂を歩いて登ることにした。

 

マンダレーヒル2
参道には屋根がついており雨の日でも大丈夫。また階段には休憩スペースもついている。 参道の脇にはお土産屋も多く中にはラブラブな写真を撮る店まであった。

 

マンダレーヒル3
階段を上ると安置されている仏像がいくつかある。 「よくぞきた」と脳内で再生してみたりする。

 

マンダレーヒル4
マンダレーヒルには日本人慰霊碑も置かれている。 かつてお国の為に命を落とした人たちに祈りをささげた。
※ここで注意してほしいのがここの墓守は守銭奴で評判がすこぶる悪い。 話しかけられても関わらない方が良いだろう。 線香をあげたいという方はここに来る前に買っておいた方が良い。

 

マンダレーヒル5
登り始めて1時間弱で頂上のスタウンピー・パヤーに到着。 キンキラキンに装飾されたお寺はどこかイスラムの香りもする建築様式に思えた。 ちなみに写真撮影やビデオ撮影は有料(500k~1000k)になる。

 

マンダレーヒル6
頂上から見た景色。 目の前に田園風景が広がる。

 

マンダレーヒルからの景色
反対側はエーヤワディー川の景色を望める。 こちら側は町が広がり王宮はじめ市内の様子を望むことができる。

 

マンダレーヒルからの景色1
展望台の北側には人気のコブラの像、ムイヂーナッカウンがある。ムイは「ヘビ」。ヂーは「大きい」。ナッカウンは「ふたつの」という意味らしい。 ミャンマー人に人気で記念写真を撮る人が多かった。

 

マンダレーヒルの夕陽
そろそろ夕日が見れる時間になってきた。 少しずつ街を黄金色に染めていく。

 

マンダレーヒルの僧侶
この時間になると僧侶も夕日を見に出てくる。 傾いた太陽に照らされた寺院は黄金に輝いていた。

 

エーヤワディー川に映る夕陽
訪れた季節は雨季という事もあり、エーヤワディー川は増水。 いつも以上の反射量にマンダレーはさらにはっきりと黄金に染まった。

 

マンダレー ナイトマーケット
太陽が沈み。ホテルまで帰ろうとするもソンテウの時間が終わっていたので泣く泣くタクシーでホテルまで帰ってきた。 シャワーを浴びた後はゼーヂョーマーケット前のナイトマーケットに行った。が、暗い。暗い。Cry… 真っ暗で何もなかった。 っと言うのも当たり前。勝手にナイトマーケットがあると思い込んでいただけだらだ…

 

インドカレー
メイン通りを除いてほとんど真っ暗なマンダレーの路地を歩くのはいささか怖かったが、腹も空いたしとりあえずブラブラしながら夕食探すことにした。 しばらく歩くと明るい一角にインドカレーの屋台が出ているではないか!!!

 

屋台のインドカレー
香りが鼻の中に入るだけでもヨダレものの臭いに釣られて、チキンカレーとナン、チャイを頼んだ。 インドで食べたカレーはクッソまずかったけどここのカレーは激ウマ。 最後の夜にもいいもの食べれたな。(毎日カレー)

 

明日はマンダレーからバンコクへ戻ります。

マンダレーで生きる人々と旅行の終わり 最終日

2013.11.29

 

2013年7月22日

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    ガタ

    タイ・バンコク在住の37歳。 学生時代から東南アジアを放浪して、2006年からバンコクに移住。ごく普通のおっさんが家事と子育てをそこそこしつつタイの生活を楽しむために日々試行錯誤しています。 趣味は旅行と写真。タイポートFCのファンです。 FBやTWなどで気軽に絡んでください。