昨日食べたミャンマーカレー屋のおやじさんにサンライズとサンセットのポイントをミャンマー語で紙に書いてもらったが、まったく読むことができない。でもだいじょうぶ。今日は馬車を1日チャーターしてるので御者さんにポイントの書いてあるメモを渡す。さあサンライズからサンセットまでバガン遺跡をぐるっと巡るぞ。
バガンは雨季でも雨が降りにくく観光の時期を選ぶことなく訪れることができるが、この日はあいにくの曇り。せっかく早起きをしたのに残念。
まだ眠いのか二人ともボケーっとして景色を眺めている。
空と大地の間に薄い光が見える。 でも、今日はムリそうだ。
サンライズをあきらめスラマニ寺院へ移動。
今日1日チャーターした馬車。 馬車というとドラクエを思い出すのはおっさんだからかもしれない。
寺院見学の前に腹ごしらえ。 インスタントのコーヒーとちょっと心配になる手作りの菓子パンをお腹の中に入れて当たらないのを祈る。 タイでもそうだけど田舎で手作りお菓子を食べるときはさすがに心配になるな…
スラマニ寺院を見学。ここは1183年にナラパティースィードゥー王の手によって建てられた寺院。 外観の洗礼されたデザインもさることながら内部のフレスコ画が有名。
内部のフレスコ画。 壁面に書かれた絵は保存状態よく今も綺麗に残っている。
1階の東西南北を向いた4体の仏像の1体。 今なお信仰の対象になっています。
ヤンゴンから来たと思われるミャンマー人の旅行者。 他の遺跡でも外国人よりミャンマー人のツアー客の方が多く目立った。
遠くから見ても圧倒的存在感のあるダマヤンヂー寺院。 ピラミッドのような荒々しいただずまいは、未完成のためこのようなデザインになっている。
近くに来るとさらに重圧さが際立つ。 いわくつきの寺院ので夜になると幽霊がでるとかでないとか。
未完成だが本尊となる立派な仏像だけはおさめられていた。
かなり高さのある回廊。 止まった時の中に身を置いたような気持ちにさせる。遺跡の回廊はどこも蝙蝠の糞のにおいがするがここは全くしなかった。
続いてバガンで最も高い寺院のタビィニュ寺院。1144年にアラウンスィードゥー王によって建てられた寺院で65mの高さを誇る。 遠くから見てもその大きさにびっくりする。
寺院の前にはお土産を売る子供たちが多くポストカードやアクセサリー、カバンにストールと強引に売ってきます。でも、あまりしつこくはないかな。
寺院の中ではサンドアート(砂絵)が売られていました。1枚5000~1万Kぐらい。折り曲げても元通りになるのでお土産にはいいかも。 仏教をデザインとしたものが多いが中には星座や風景などもある。
サンドアートを書いていた少女。 姉妹で絵を販売していた。
寺院内に安置されている仏像。 参拝者が願い事をしながら金箔を張り付けている。
何重にも金箔が張り付けられている。 それにしても穏やかな表情。
1215年に建てられたバガンでは珍しいタイプの仏塔。 仏教の四大聖地の1つブッダガヤにあるマハボディー寺院を模して造られた。外にはベンガル菩提樹が植えられさながら聖地のような雰囲気を醸し出している。
「ちょっとお寺ばかり撮ってないで私も撮ってよ」と声をかけてきたおば様。数枚とってあげると嫁さんにタナカのメイクをしてくれた。
マハボディー寺院からエーヤワディー川沿いの乗船場移動するときに見つけたキンマを作るお店。キンマとはビンロウジと石灰(酸化カルシウム)とキンマの葉を噛む。噛みタバコに近いが噛みタバコではなく、噛む嗜好品。
キンマを口に入れて噛みしめると血のような赤い液体が出てくる。日本語におけるキンマの語は、タイ語における「キン(กิน・食べる)+マーク(หมาก・ビンロウジ)」(ビンロウジを食べるの意)という語の訛である。wikiより
船着き場から船に乗りこみエーヤワディー川クルーズを楽しむ。 雨季の時期だからか水かさが多く流れが速かった。
他の船の乗員たちとすれ違う。 ひょうきんな人だ。
川沿いの遺跡に腰を下ろし友達とおしゃべりをする少年たち
川沿いに家がある人の生活風景。ここで食器を洗い、洗濯をして、体を洗う。生活のすべてが川と共にある。ただ増水の時は大丈夫なのだろうか…
子供たちにとってはもちろん遊び場にもなる。
エーヤワディー川クルーズから戻りランチタイム。 川沿いのレストランにて食事
メニューは少なくほぼカレーの一択なので無難にチキンカレーを注文。 味が濃くご飯がどんどん進む。
ランチが終わりクルーズ船乗り場のすぐ横にあるブー・パヤーを見学。かわった門番(?)狛犬(?)が印象的だった。
川岸に建つ円筒形の仏塔は7~8世紀ごろにピュー族によって建てられたと言われている。サンセットポイントでも有名で、エーヤワディー川向うへ沈む夕日を望める。
また参拝する人も多く、朝から夕方過ぎまで祈りをささげる人が絶え間なく訪れる。
寺院の写真を撮っていたら「ワシの事も撮れ」と話しかけてきたおじさん。
バガンで2番目に高いゴドーパリィン寺院。
寺院内に安置されている仏像。 ここら辺からどこの寺院を見ても同じになってきた。
遺跡の街に寄ったら必ずと言っていいほど立ち寄る博物館。 考古学博物館の外観は立派で館内はとても広いが展示物の数が少なくただ単に疲れる。 さらに5ドルも取られるのでもの「すごく遺跡と歴史に興味がある」と言う人以外は立ち寄らなくても良いだろう。
次のマヌーハ寺院へ移動していた時に見つけた漆のワークショップ。中を見学することもできその場で購入することもできる。店員の人たちは親切で作業見学の時には英語で説明もしてくれた。
細かな模様は一つ一つ手作業で彫っていく。 軒先で作業をする女性たちに視線を奪われる。
ワークショップを出てしばらく行くとマヌーハ寺院に到着。 寺院の入り口では菩提樹の周りにお土産のお菓子を売る店が多く出ていた。
マヌーハ寺院は捕虜となっていた王が建てた寺院で建物の設計にその時の気持ちが詰め込まれていると言われている。 それは窮屈という事。
内部は空間いっぱいに仏像が安置されているのでなかり窮屈。
寝仏が安置してある部屋も窮屈で人一人がようやく歩ける空間しか空いていない。
ダマヤッズィカ・パヤー。疲れ果てて写真だけ撮って終わり。 日光で焼かれた回廊が暑かった……
かなり大きなピラミッド型のミンガラ―・セディはバガン王朝で最後に建てられた仏塔と言われている。 テラスへ登れば良い眺めが見えそうなのだが現在は閉め切られているので上がることができない。
閉めきられているギリギリのところまで登って撮った景色。 ここからの夕陽も綺麗かもしれない。
寺院間の移動の時に馬車から見る車窓(馬窓?) のどかな平原を移動します。
バガンを代表する最大かつ最もバランスのとれた美しい寺院だと言われているアーナンダ寺院。本堂には高さ9.5mある仏像が東西南北の四方を向いて安置されている。
回廊で見た女性。 腰にささったサンダルがいい味を出していた。
アーナンダ寺院の前でタナカを売る女性たち。 「薪じゃないよ!」
昨日夕食を食べていた時にお店の主人の教えてもらったサンセットポイント。残念ながらミャンマー語でメモが書かれていたので名前はわからないが観光客が多かったのでもしかしたら有名なところなのかも。少しだけ他の遺跡と離れていた。
夕日が沈む少し前に見た光景。
サンセットポイントから見た夕景。 大きな遺跡から離れているのでその遺跡たちも夕景の中に溶け込む。
霧がかった風景と仏塔のシルエットが浮かび上がった夕景。
今日の終わり。
サンライズからサンセットまで丸一日を観光にあてたのですでにヘトヘト。ミャンマー名物のトマトカレーとミャンマービールで本日の疲れを取り除く。 それにしてもこのトマトカレーがおいしくて昨日に続いて2日連続で食べてしまった。
明日はバガン⇒マンダーレ―を鉄道で駆け抜けます。 早朝出発なので早めに寝よう。
2013年7月21日
[…] バガン観光サンライズからサンセットまで 2日目 | USHIROGATA.com […]