素朴なリゾートという選択肢。ベトナムのフーコック島でゆったりとした週末を

ガタ

こんにちは。 ガタ(ushirogata_bkk)です。 

先日、Twitterを見ていたら「ブロガー募集 フーコック島」というバンコクエアウェイズさんのツイートを発見。 でも、まあワシもっぱらのリゾート嫌いだし、嫁さんが知ったら絶対に「連れてけ!」と言われるので様子見をして「誰が行くのかな〜」とちょっと楽しみにしていた。

しかし数日後… バンコクエアウェイズさんから「たまたま1組欠員が出たのでガタさんどうですか?」というメールが来た! 去年のブロガー企画でみんなサムイ島やプーケット島に行っている中で一人だけバングラデシュを選んだリゾートには一番ほど遠いブロガー。

そんなワシに連絡があるとは… 本当にええんか…?  まあ、とにかくせっかくの機会をいただいたので嫁さんに相談すると即座に「100%行く!」という展開になりました。

 

フーコック島

白砂とビーチと夕日が美しいリゾート地。
カンボジアの沿岸から南へ15kmのタイ湾に浮かぶ緑豊かな島。 島民の60%が漁業に従事しており、黒コショウとヌックマムの生産地として有名。
島の南半分の海岸線には美しい白砂のビーチが広がっており、透明度の高いビーチは海水浴やシュノーケリングに最適。
近年急速にリゾート開発が進んでいるが、それでものんびりとしたムードが漂っている。

 


旅行当日の朝。 嫁が「マイサバーイ マーク マーク(超体調悪い)」という事態。 「ちょっと待てよ。 これ半分仕事、半分家族旅行だからワシは100%行かないとあかんねん」 そして3歳の息子は「パパー飛行機と海だ〜!!!」と騒いでる。

うわぁぁぁぁぁ!! うぎゃぁぁぁぁ!!
となったがもう腹をくくって行くしかない! ということで家族旅行から3歳の息子と親父の男2人旅行に変更。 空港に着くと息子はテンションMAXで、出国手続きを済ませると空港内を走りまくる。

このままだとフーコック島に行く前にライフが0になるのでバンコクエアウェイズのラウンジに退避。

 


バンコクエアウェイズのラウンジはバンコクエアウェイズの利用者全員が利用できるので乗る場合は必ず利用した方がいいです。 ラウンジ内には軽食やソフトドリンク、電源があるので何かと便利。 うちの息子はオレンジジュースとポップコーンを持ってきたらおとなしくなりました。

 


そして、約1時間45分のフライトを経てベトナムのフーコック島に到着。 今回の旅程は金土日の3日間。  バンコクエアウェイズのバンコクーフーコック間のフライトが下記のようになっているので今回は丸48時間滞在することができます。

バンコクエアウェイズ
バンコク – フーコック島 フライトスケジュール

BKK – PQC 11:30 – 13:15
PQC – BKK 13:55 – 15:45

なんと嬉しいことでしょう。 今回はホテルもご招待いただけるとのこと。  宿泊したのはデュシットプリンセス ムーンライズ ビーチ リゾートという2018年6月にできたばかりのホテル。 ホテルの入り口から海が死角になるように作られていてふっとロビーに差し掛かると…

 


どーん! インフィニティープールの奥にはタイ湾が広がっている。 「リゾート感半端ない!」と思いつつも高級過ぎない程よい感じが個人的にはお気に入り。

 


ホテルのレストランでちゃちゃっとランチを食べ終えてチェックイン。 部屋はモダンな感じでシンプルな造りでした。 バスルームと寝室には開閉可能な仕切りがあり開けると少しだけ開放感があります。

 


部屋からの景色はこんな感じ。 ホテル内のレビューは一緒に行ったアッキー@タイ・バンコクさんのブログに詳しく書かれてるので興味ある方はこちらから見てみてください。

タイ・バンコクで働く20代女性目線のタイ生活マル秘情報
ベトナム・フーコック島でおすすめホテル・デュシットプリンセス ムーンライズ ビーチ リゾート

 


ランチを食べ、部屋やバルコニーを見てたら「パパ早く!!」というので早速お出かけ。 エレベーターを降りると一目散に走って行く。

 


そのまま、プールの横をすり抜けて海までダッシュ。 「ワイも昔はこうだったな〜」と少しノスタルジックになりつつ息子のあとを追いかけて行く。

 


エレベーターホールから海岸までダッシュしたのでちょっと息が上がった。 息子はでっかい砂場を目の前に楽しそう。

 


砂でワイワイやってる隙に波打ち際まで出てみた。 さすが「ベトナム最後の秘境」「未開発の島」という謳い文句があるだけに高級高層ホテルの姿は見られずどこかゆったりとしたのどかな雰囲気。

 


この日は風が強く波が高かったので息子は「怖い怖い」と波打ち際まで行かず砂浜を走り回っているだけだった。 小さな子供にはちょっと怖いかもしれないが大人ならこれくらい波があったほうが楽しめるかと思う。

今回、息子とプールも海も入る予定だったが先日バイクで転んでしまい傷だらけの為断念。 息子よすまぬ。。。

 


走り遊び疲れた後はビーチチェアに座って休憩。 ドヤ顔で使ってるこのチェアは実は隣のホテルのもの。 まあマイペンライとしておこう。

 


浜辺でぼちぼち遊んだ後はビールとジュース、そしてお菓子の買い出し。 泊まっているデュシットプリンセス ムーンライズ ビーチ リゾートからミニマートまでは200mほどなので息子とぶらぶら歩いて行く。

やはり島全体が漁村と言ったところだろうか。 ホテル前の道は緑多めで交通量も少なめで「素朴なリゾート」という言葉がぴったり。

 


フラフラ歩いてると「Cafe」の看板発見。 すっかり忘れていたけどベトナムに来たらベトナムコーヒーは絶対に飲まないとあかん(マイルール)ので立ち寄ることにした。 ワイはコーヒーを飲みつつ目の前の通りを眺めてまったり。 息子も好きなココナッツジュースがあったので飲みながらまったり。 30分ほどだらだら過ごした。

 


サイゴンビールとオレンジジュース、ポテトチップスを手に入れたボーイズチームはホテルに戻り部屋のバルコニーで夕日を眺めながらくつろぐことにした。 ホテルは西海岸に建っているので目の前に夕日がゆっくりと沈む。 ワイはビールをプシュッ、息子はオレンジジュースをギリギリ、男2人で乾杯したら後は寝転がりながらポテトチップスを食べれば完璧だ。

普段なら嫁さんが烈火の如くブチギレるが来れていないのだから仕方ない。 とりあえずダラダラしてる写真を嫁さんに送りつけて二人でフーコック島の夕景の時間を楽しんだ。

 


日が沈むと近くのレストランに入りベトナムのフォーとジャンクフード&ビールをいただく。 そんなこんなでちょっと栄養バランスの悪い男旅の長い初日が終わった。

 


2日目。 嫁さんから連絡があり1泊2日の強行スケジュールでフーコック島へやってるという連絡が入った。 息子の面倒から開放される〜と思う反面、せっかく男2人で楽しんでいたのに〜という感覚も出てきた。 まあせっかくだし家族みんなで楽しもうということで嫁さんの到着を待つ。

ホテルの朝食はまあまあ種類が揃っていた。 そして、、、 ん? また思い出した! そういえばベトナムに到着してからまだバインミーを食べてないのである。 バインミーはベトナム風のサンドイッチでフランスパンとパテを使うのが特徴的。 ベトナムに来たらマストイートな食事の1つだ。 いつもは安いホステルに泊まるので朝食を屋台のバインミーにするのだが今回はホテル宿泊だったのですっかり忘れていた。

ここの朝食会場にはチラシ寿司ばりに自分で作れるバインミーセットが置いてあって自分好みに作れる。 うおぉぉぉ!!!とテンションがだいぶ上がったが、バインミーを自分で作るのが初めてなのでちょっと微妙な味にだった。 やっぱり屋台のおばちゃんに作ってもらうのがええわな。

 


朝食後は息子とバイクに乗って観光に出かけることにした。 バイクは近くのミニマートでも借りれるみたいだったが、昨日ホテルのスタッフに「バイク借りたいんだけど」と相談したらホテルでも借りれるということで1日8ドルで借りることにした。

 


フーコック島の観光はちょっと少なめ。 ヌックマム(魚醤)や黒コショウの畑、刑務所などの観光地(?)を見ても仕方ないので独自の視点で3箇所選んで行くことにした。 1つ目はタイ人大好き滝。 息子も楽しめて自然を満喫できるチャン渓流に行くことにした。 個人的にはかなりアドベンチャーなダーバン渓流に行きたかったが3歳児だとハードすぎるようなので断念。

 


空港近くの何もない道を走ってると急に現れたチャン渓流。 チャン島の数少ない観光地なのでツアー客を乗せたバスが何台も泊まっていた。

 


料金はこんな感じ。 タイと違って二重料金じゃないのが嬉しいところ。 ちなみに今回バイクで行ったけれど料金はなぜかとられなかった。

 


渓流と書いてあるが入っていきなり出てくる地獄寺感。 これ系の施設正直苦手なんだよね。 子供も怖がるし。 でも、奥へと進むにつれて人間の石像はなくなっていったが森にマッチするように作られた動物の石像が増えてゆく。

 


ガイドブックには観光地として整備され渓流に沿った小道を滝まで歩いていくと書いてあったが子供にとっては軽いトレッキングになっていた。 最初は自分で登ると張り切っていたが次第に疲れ最終的には抱っこして登る。 距離は片道20分くらい。 雨季で湿気の高い森の中を子供抱えて汗だくになって進んで行く。 修行かな?

 


チャン渓流の良いところは地元の人が休日にやってきて川沿いで酒を飲みながら食事をしてる姿を普通に見られるところ。 観光地でもあり、地元の人の憩いの場でもあるのだ。 そんな地元の人の休日の過ごし方を眺めながら足を進める。

 


そして到着しました。 滝を見るなら雨季。ということで水量も十分でなかなかの納涼感。 滝の上まで上がれるようだったが子供を抱っこして上がるのは流石に危険なのとツアーで来ていた日本人に声をかけて聞いたところ水着じゃないとちょっときついとのことで断念した。 滝壺でも少し泳げるので水着着用でチャン渓谷にくるのもあり。

チャン渓流

場所 こちら
電話 84-297-3849-863
時間 7時〜21時

 


チャン渓流の観光が終わりそのまま次の観光地へと向かおうと思ったが息子が歩き疲れて眠いと言い出したのと、嫁さんとの合流の時間が迫っていたこともあり一度ホテルへ戻ることにした。 遅れてやって来た若干テンション高めの嫁をバイクに乗せて次の観光地ホーコック寺院へと向かった。

ここホーコック寺院も観光地になっているようで観光客の姿がちょいちょい見られる。

 


寺院の門をくぐると幅の広い階段が現れた。 いつも見ているタイの寺院とは違う中国寺院っぽい感じ。 石を使った盆栽(?)もいくつかあり空間を贅沢に使った造りになっていた。

 


階段を登れば本堂が姿を表す。 外からでもわかる本尊の存在感。 やべぇ…

 


中国寺院独特の高い敷居を跨ぎ本堂に入る。 静かにそびえる仏像。 タイの寺院のように本堂内部自体の装飾が質素なので神々しさというよりも品のある雰囲気。 ベトナム式のお祈りの仕方がわからないので家族揃ってタイ式でお祈りした。

 


寺院の側面にはちょっと変わった彫刻が安置されているのが面白い。 20体近くの僧侶(?)仙人(?)が様々なポーズを取っている。 インスタ映えは… しない(笑)

 


さて戻ろうかと階段まで行くと… うおおおお! 絶景が広がってる。 この日はあいにくの曇りだったので残念だったが乾季の天気が良い日だったら絶景が見られること間違いなし。 これはインスタ映え… する!

ホーコック寺院

場所 こちら

 


そのまま3つ目の観光地サオビーチへと向かう途中に現れた道端マーケット。 本当に車道に品物を持って来ただけの簡易マーケットだがめちゃめちゃ地元の人で溢れかえっていた。 商品は野菜と魚介類がほとんど。 イカやタコなども適当なカゴに入れ大胆に売っていた。

 


市場の先の小さな道を曲がり目的地のサオビーチに到着した。 ガイドブックには真っ白な砂浜と美しく続くビーチ、マリンブルーの海と書かれていたが、曇りなので海はマリンブルーかどうかは確認が取れず。 ただ沖に漁船が多すぎる。 砂は確かに真っ白だったがちょっと南国の楽園とはイメージが違うと思う。

 


息子は真っ白な砂に大喜びでずっと遊んでいた。 波は膝下くらいまでなので子連れの海水浴に最適だが、波を怖がってしまい海には近づかない。 残念。

サオビーチ

場所 こちら

 


サオビーチから宿泊先のホテルまではバイクで約30分ほどだった。 ホテルに戻りシャワーを浴びた後はナイトマーケットへと食事に繰り出す。 島民の60%は漁業というだけあって魚介類は豊富。 ベトナムに来たらやっぱり食べたいもの。 それは貝とウニだ!

 


ナイトマーケットをふらふらと歩いているとこんな感じの店が多くあるので適当に入ってみる。 味付けは店によって若干違うので自分好みっぽい店を選んで入るのが良いかも。 値段はどこも同じようだった。

 


基本焼くだけの料理はうまそうな食材を選んで待つだけ。 しばらくすると料理が運ばれて来た!
味はベトナム風であっさりしている。 タイ料理ばかり食べているとニンニクが、日本料理を求める人は醤油が欲しいところだが、これはこれでうまかった。 そして何よりも安かった。

中でもやっぱりハマグリとウニが絶品! 場所によっては生ウニも食べれるところもあるようなので次回はトライしたい。

 


観光と食事で心も胃も満たされた後はナイトマーケットをふらふら散歩。 特に面白そうなお土産があるわけではなかったが見ているだけでなんだか楽しかった。 自分にとっては久々のベトナム、嫁さんと子供にとっての初めてのベトナムは思った以上に楽しくみんな大満足だった。

リゾートでダラダラ過ごすのは本当に苦手だけれど、こういった素朴なリゾート地で観光を含むアクティブな楽しさは正直ありかな。 バンコクから1時間45分。 家族でも恋人同士でも、ゆっくりしたい人もアクティブに楽しみたい人にもフーコック島は正直ありです。 食事も美味しいし!

物価も安く両替したドンが使い切れなかったので「ソンクラーンにでもまたベトナムに来ようかな〜」っと家族旅行を検討中。

 

2018年8月17日〜19日

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最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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