ベトナム中部の旅3 「極上ビーチ」と「ハイヴァン峠の絶景」ダナン編

思い出の詰まった世界遺産のホイアンを後にして中部最大の商業都市ダナンへやってきた。 ベトナムは今まで2回旅行しているが、2回ともホイアンからフエへ一気に駆け抜けたのでその両方ともダナンをスルーした。 しかしあれから14年。 ダナンは成長を続け今やベトナムを代表するビーチリゾートとなった。 近郊にはマーブルマウンテン(五行山)や絶景が楽しめるハイヴァン峠がある。 今後、大きく変わりゆくビーチリゾート地ダナン編の観光スタート!

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ダナン
中部最大の商業都市。 ソンチャ半島に囲まれた天然の良港をもち、古くから東西交易の中継地、重要な国際貿易港として栄えた。
ベトナム戦争中にアメリカ軍最大の基地が置かれた「基地の町」をイメージする人も多いが今はその面影はほとんどない。

 

1日目 バイクに乗ってハイヴァン峠とランコー村へ


ホイアンからダナンへ到着後、バイクを借りてハイヴァン峠を目指すことにした。 ダナンのメインビーチ、ミーケー・ビーチの近くには何件ものレンタルバイク屋があり1日1万5000ドンほどで借りられる

 


バンコクでもバイクを運転しているがダナンの交通事情はバンコク以上にひどかった。 車は少ないもののバイクの数が半端なく、2台並んでおしゃべりしながら運転してたり、猛スピードで駆け抜けてたりともうぐしゃぐしゃ。 のんびり40分くらい走るとハイヴァン峠の麓までついた。

 


14年前に来た時はこのハイヴァン峠を超えてホイアンからフエへと移動したが、2005年にアジア最長約6.3kmのトンネルがこの峠を貫いて開通したため今は観光客しか通らない観光道へとその姿を変えていた。

 


ハイヴァン峠は海抜496m。 眼下には吸い込まれるような真っ青なビーチを眺めながらゆったりとドライブを楽しむ。

 


ハイヴァン峠はベトナム語でハイは「海」、ヴァンは「雲」を意味する。その名の通り山頂付近はガスが多く曇ってることが多い。 この日も山頂からフエ側が曇っていた。

 


峠の道のりはこんな感じ。 海と並行して長い峠を登っていく。

 


しばらく走ると車両が駐車してある場所に到着。 ここがハイヴァン峠の山頂。 レストランやおみやげ物屋、トイレがあり観光客で賑わう。

 


駐車場の隣には19世紀初頭に建てられた砦。 ここは第2次世界大戦時の日本軍やベトナム戦争中にはサイゴン政府軍も監視所として使った歴史がある。 晴れていればダナン方面やランコー村と素晴らしい眺めが見れるようだがこの日はガスに覆われて見られなかった。

 


峠を下りフエ側のランコー村へと向かう。 途中ダナンからやってきた列車とすれ違った。 この列車はハイヴァン峠の絶景が楽しめることで有名。 ダナンからフエへと行くときこの列車に乗って移動するのも良いかな。

車窓からの様子はこちらの動画がわかりやすいです。(1:30くらいから)

 


ハイヴァン峠からランコー村の景色。 美しい砂州にできた村は干潟と海に囲まれている。

 


砂州の村はちょっと珍しい。 まずは干潟から観光することにした。

 


村の西側には湖のような広い干潟が広がっている。 潮の満ち引きはあるもの干上がることはないようだった。

 


干潟に沿って道路を走っていると1箇所だけ砂が浮き上がった場所を発見。 歩いていってみるとウユニ塩湖のような景色が広がっていた。(行ったことないけど)

 


続いて海側。 ここのビーチは鳴き砂で有名だが観光客もほとんどおらずのんびりとしている。 リゾートホテルやゲストハウスもあるので今後ベトナムにきた時はここに泊まってハイヴァン峠から朝日を眺めるのもありかもね。

 


ランコービーチでチャーハンランチ。 海沿いはシーフードレストランが多かったけどメイン通りはフエ名物の「バンボー・フエ」の店が50店くらい並んでいた。

 


ランコー村の干潟と海が重なる場所。 波が打ち寄せるところとそうでないところが興味深い。

 


ランコー村は漁で生計を立てている人が多く、干潟の方にはボートや漁の仕掛けが置いてあった。 午前中に漁を終えてしまうので午後からは賭け事タイムが始まる。 実際に村の中に入り込んでみたが至る所でカードをやっていた。

 


村にある教会。 ベトナムは8割が仏教で残り2割がキリスト教やイスラム教らしい。 そのため至る所に教会があった。

 


ランコー村を出て再びハイヴァン峠へ。 山頂は雲に覆われ目の前を雲が流れている。

 


ハイヴァン峠を越えると絶景が広がっていた。 ここは湾になっているので晴れていればダナンの街が見える。 左の島はひょっこり頭だけだし空と海の境界が溶け込んでいる幻想的な光景。

 


峠を下り終えると農村。 絵に描いたベトナムらしい風景が現れる。

 


そのままダナンの北側ビーチへと移動。 途中のどかな漁港があったので立ち寄ってみることにした。 夕方の漁港は音がなくのんびりとした時間が流れている。

 


しかし停泊している船は数百… ずっと奥の方までベトナムの国旗がつづく。

 


漁港から10分ほど走るとダナンの北にあるビーチに到着。 ビーチが弧を描いているので海の上にビルが生えているみたい。 ビーチリゾートとして有名なダナンも外れの方へ行けばのどかな漁村になっていた。

 


そのビーチロード沿いはシーフード料理店が並ぶ。 どこも高そうな店だったがベトナム人旅行客でごった返していた。 まだ英語に対応している店が少なくメニューはベトナム語ばかりで注文しづらいのがちょっと難点だったかな。

この後、ベトナム最後の夜を取材班皆で打ち上げし楽しみました。 ビールが安くて助かる。。。

 

2日目 極上ミーケー・ビーチとマーブルマウンテン


最終日は朝一にカフェでの表紙撮影を終わらせタクシーに乗ってマーブルマウンテンにやってきた。 マーブルマウンテンはダナンの市街から15分ほどのところにある連山で五山からなっている。 大理石からできていることもありマーブルマウンテンと入れている。

五山あるものの一般の旅行者が訪れるのはその中で一番大きいトゥイーソンという山。 入り口から階段がきつい。

 


マーブルマウンテン内には至る所にお寺が建てられている。

 


中はこんな感じで神々しく少し色鮮やか。

 


長い石段を上がっていくとマーブルマウンテン一番の見所、ドン・フェン・コンが現れた。

 


先へと進んで聞くと中は洞窟になっていて内部には大理石で掘られた仏像が鎮座していた。 神秘的な洞窟内の鍾乳石からは水が滴っておりその水にご利益があると言われている。 とりあえず財布に擦り付けておいた。

 


また他の洞窟もある。 この仏像の裏には抜け道があり急な坂道を抜けていくと…

 


山の頂上に到着。 ここからダナンの街が一望できる。 写真のように海沿いの土地は高級ホテルによって抑えられている。 まださら地のところが多いので今後数年で一気にホテル建設ラッシュになるのは確実だ。

 


マーブルマウンテンからダナンのメインビーチ「ミーケー・ビーチ」にやってきた。 ここもホテルの建設ラッシュで外国人観光客の姿もちらほらと見える。

 


ミーケー・ビーチは湾のため波が比較的穏やか。 ベトナムを代表するビーチリゾートのビーチはの砂浜も広く開放的だった。

 


最後に炎天下の中子供達の遊ぶ姿を見て今回の旅は終わり。 タクシーで空港まで行きバンコクエアウェイズに乗り帰っていった。

今回ドンホイ、ホイアン、ダナンと3都市回ったがどこも違った色をした街で本当によかった。 ホイアンについては旧市街が世界遺産に登録されているので街のもつ色は変わらないと思うが、ドンホイ、ダナンについては今後一気に変わってしまうのだろう。

開発される前に一度行き、開発された後にまた行くのも面白いかもしれない。
ベトナムでまだまだやりたいことも多いのでまた行くであろうこの国。 今後の変化が楽しみです。

2017年5月30日〜31日

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ABOUTこの記事をかいた人

ガタ

タイ・バンコク在住の37歳。 学生時代から東南アジアを放浪して、2006年からバンコクに移住。ごく普通のおっさんが家事と子育てをそこそこしつつタイの生活を楽しむために日々試行錯誤しています。 趣味は旅行と写真。タイポートFCのファンです。 FBやTWなどで気軽に絡んでください。