少し前にラオスへ遊びに行ってきた。と言っても今回は個人旅行でなく社員旅行にジョインさせてもらってのいつもと少し違う旅行。 ラオスの観光といえば首都のビエンチャンや北部のルアンパバーンが有名だが、今回は南ラオス、メコン川沿いのパクセーという街。 ここは世界遺産のワット・プーや数多くの島や滝が点在している滝群などが有名で、今回はその定番の世界遺産のワット・プーとちょっと珍しい森林の中を飛び回るジップラインをやってきたのでその記録です。
パクセーの街はタイにもカンボジアにも比較的近い。
バンコクからパクセーまでのアクセスはドンムアン空港からエアアジアに乗りウボンラチャタニーへひとっ飛び。そこからバスで国境のチョンメックまで移動。 国境を通過し、またバスに乗ってパクセーに向かうというもの。 ウボンラチャタニーからは1時間半。 国境のワンタオからは1時間と2時間半くらいの時間です。
タイ側のチョンメックからラオスのワンタオへと渡る。タイとラオスの国境はカンボジア・ポイペトの殺伐とした雰囲気とまったく違ったのほほんとした雰囲気。 ビアラオを販売している免税店もあり、その場で買って飲むこともできる。
さらっと国境を抜けしばらく走るとメコン川に到着。 北ラオスに比べると川幅が広く淀んだ感じが印象的だった。
パクセーで軽くランチを取った後は世界遺産のワット・プーへ移動。 パクセーからは56キロほどと意外と離れており遠かった。 てくてくと入場ゲートまで歩き正面に立つとその巨大さとインパクトに驚かされる。 ドーンと山に向かって参道が延びていてまさに神殿に向かうよな感じだった。
ラオス南部にあるクメール人により建てられたヒンドゥー寺院の遺跡群である。クメール人によりプラーサート(宮殿あるいは城)として建設されたが、ラーンサーン王国時代にラーオ族の勢力がここを占拠するに至って、この城が神聖視されたことで、新たにワット(寺)として位置づけられた。
引用:WIKI
参考サイト
世界遺産ワットプーへの行き方(パクセーからの日帰り編)
しばらく進むと参道の両端にヤシの木が2本現われ、その左右には南宮殿と北宮殿が建っている。
宮殿の屋根は崩れ落ち崩壊しているが内部は比較的綺麗に保存されていた。
一部のレリーフは修復されていたが、違和感なく鮮やか! 堀の深い美しいレリーフはクメール建築の特徴の1つ。
雨季の終わりだったこともあり回廊内部の壁には草木が茂っている。 よく見てみるとラテライトの穴から芽が出ていた。
多くの遺跡がそうであるかのように、ここでも遺跡は子供の遊び場。 旅行者目線で見るとどこか贅沢ですね。
整備された芝の中に埋もれるナーガの彫刻。
いよいよ石畳の階段を上がり神殿を目指します。 長い月日によって階段もボコボコに崩れてしまっていた。
ワット・プーの神殿は山頂にあると思っていたが、そこよりずっと低い位置にあった。 屋根が崩れかけた神殿内部には神秘的な空気が流れていて自然と凛とした気持ちにさせられる。
他のクメール遺跡のようにここもヒンズー教の神様を祀るために建てられたのだが、今日では仏像が安置され上座仏教の礼拝施設へと変わっている。 仏様の顔はタイともミャンマーとも違っていた。
神殿の裏には大きな岩があるというので進んで行くと…
割れた岩の隙間から水が染み出てきている。 聞いてみると聖水として崇められているとのことだ。
さらに進んで行くと、岩に直接掘られたレリーフがある。 今までいくつもの遺跡を見てきたがここのレリーフはとりわけ美しかった。
ふと振り返ると登ってきた参道の石畳とクメールの大地が目の前に広がっていた。
裏道をすり抜けていくと別の彫刻があった。 ガイドさんによるとワニの彫刻だとか。
一緒に行ったタイ人スタッフは遊んでた子供を捕まえ一緒に写真を撮って楽しんでいた。 遺跡の楽しみ方は本当に人それぞれって感じでいい本当にいい。
入り口に戻る途中で見た少年の姿を見てどこか懐かしい気がした。 山を登って探索したからか、雰囲気が日本の田舎に似ていたからか、夕刻だったからか? 少しだけノスタルジックな感じになりパクセーの街へと戻って行った。 初めてのパクセーなかなか面白い。
明日はリアル野人を楽しむ森の中でのジップラインです。
2016年9月23日
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