先日、みごとバンコクエアウェイズの旅ブロガーに選ばれました。 就航地であれば航空券代無料ということなのでずらーっとリストを見ていたらダッカの文字が飛び込んできた。 バンコクエアウェイズといえばリゾート地に就航しているイメージが強かったけど、まさかバングラデシュのダッカに就航しているとは…… これは意外ですね。 でもバックパッカーにはピッタシの場所や!
と、行き先を決めたのはいいけれど、バングラデシュに関する知識は全くのゼロ。しかもずーっと「バングラディッシュ」と思ってたくらい。 洪水とユニクロとクリケット、ローラしかイメージがないがとりあえず旅行者もいなさそうだし行ってみよっと。
バングラデシュのダッカまでは飛行機で3時間ほど。 タイとは2時間の時差。 バンコクエアウェイズでは1日1便で夜出発の深夜戻りだったので丸々遊べるという感じでちょっと得した気分。
1日目 シャージャラル国際空港 → ダッカ市内
バンコクエアウェイズのいいところは全ての利用者がラウンジを使えるということ。 空港に早く到着してもここでダラダラできるのはめっちゃ嬉しい。
ラウンジ内には軽食、無料WiFiもあるのでちょっとセレブの気分を味わいつつ、ネットもポチポチ〜っと激しい国へ行く前の最後の晩餐を楽しみます。
到着後はアライバルビザの申請。 ただ今回はバンコクでビザを取っていたのでサクッとイミグレに並びます。 観光客もいないのですぐに終わると思いきや、逆に観光客がほぼいないのでめっちゃしつこく色々と質問をされました。
一番びっくりしたのが「何しにバングラデシュに来た?」と言われたので「観光」と答えると、「は? 何言ってんのお前?」と言われたことでしょうか。。。 約20分に渡る尋問を終え、バッグを取りに行ったら端っこの方にゴミのような扱いでドサっと置かれてた。
うーん! この感覚…… 心地いい! 最高や!!
バッグを受け取った後はSIMカードの購入。 ネットだけの購入ができないみたいなので電話番号ももらいました。 今回契約した会社はGrameenphonというタイのDTACのような会社です。
・パスポート
・費用 310タカ
両替は空港内で200USドル。(4日間のホテル代に滞在費も入れて最終日に20USドルお釣りがきた)
空港では日本円の両替も可能で24時近くに到着した時も問題なく開いていました。
両替 200USドル = 16200TK(タカ) 2017年4月現在
と、飛行機が遅れイミグレで捕まり、両替、SIM購入などをしていると24時近くになっていた。
で、空港の外に出ると… 怖えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
初めての国、初めての街で24時到着はさすがに怖かったです。 ここからは勘に頼って「タクシータクシー」っと声をかけてこない。駐車場の端っこでダラダラしてるバングラデシュのトゥクトゥクことCNGに声をかけてモティジールエリアにあるホテルまで連れて行ってもらった。
ただ、深夜のガラガラに空いた狭い道路をこれでもかというくらい飛ばす。 まさにF1モナコグランプリのように攻める。 そこに通行人が飛び出してくる。 カーブをノーブレーキで曲がる。 大外からカーブで追い越してくる。 と4回くらい死にそうな思いをしてようやくホテルに到着しました。。。
1泊500Bくらいのファンの部屋が今回の滞在ホテルです。 とりあえず時差もあるし就寝。
宿泊ホテル Hotel Pacific
1日目の出費
・SIMカード 310TK
・CNG 空港 → モティジール 500TK
・ホテル 5400TK(4日分)
合計 6210TK
2日目 ダッカ市内観光
この日は朝から雨が降っていた。 朝起きてホテル周辺を散策してたらやっちまったことに気がついた。 そう、バングラデシュはイスラム圏で紳士のマナーとして長ズボンが必須なのだ。 いつものように暑い地域に行くからとハーパンしか持ってきてない僕はまさに非国民(まあそうだが)のような目で見られているような気がしてすぐに屋台でズボンを購入した。
ズボンをゲットして準備も揃ったしホテルの近くにあるボンゴボンドゥ国立競技場へ行ってみるとにした。 特に何があるという訳でもないのだが国立競技場の1階に入っている店舗のほとんどが電化製品の店でちょっと面白そうだったのだ。 ふらーっと変わった光景を見つつ通りを抜けて行くとバイトゥル・ムカロムというモスクに到着した。
バイトゥル・ムカロムはメッカのカーマ神殿を模して造られたというダッカ最大のモスクでスタジアム側から入ると白亜のタイルが敷き詰めたられた中庭がある。 雨が降った後だったからかタイルが鏡のように反射していた!
中に入って行くと「お? 何しにきたんや?」と声をかけられて「観光やで」というと内部を案内してくれることになった。 ここのモスクは7階まであって金曜礼拝になると全てのフロアが埋まるくらい人が来るらしい。 本当はミナレットに登りたかったが中を見れただけでも充分満足。
入り口まで戻っていると渋いおじいさんを発見。 「写真撮っていい?」と聞いてみると頷いた。
表情がなんとも言えないくらい渋い。 しかもなかなかのオシャレだった。
モスクの周りにはイスラム関連の書籍やお祈りに使う敷物などが並んでいたが、こちらはちょっと珍しい木の歯ブラシ。
また大通りに出るとデーツを売る屋台やチャイの店。 軽食を売る店などが溢れている。
他にはフルーツの屋台が目立って街に彩りをもたらしているように思えた。
そしてなんと言っても外せないのがリキシャのおじさんたち。 普段使いバリバリの市民の足。 ちょっと歩くのがきつい距離はすぐに使うことにしよう。
ちょうどお昼時だったので適当に食堂に入りビリヤニを注文。 味はまぁすげー美味いと言う訳ではなかったです。 とりあえず腹に入れたと言う感じ。
リキシャに乗って観光スタート。 とりあえずどの街へ行っても行く国立博物館へ行ってみる。 リキシャ初乗りだったけどめっちゃ快適で今まで歩いていたのが馬鹿らしくなってくる。
リキシャとCNGのイメージが強いダッカ市内だけどこんな2階建バスも走ってました。 でも、観光用じゃないですよ。
ダッカ大学の横を通り抜けて緑に囲まれた国立博物館に到着。 どんなものが展示してあるのか楽しみだったが、バングラデシュの動物・植物・鉱石・地下資源・少数民族の生活の紹介などでぶっちゃけ全然大したことがなく見るだけ時間の無駄と言った感想。
唯一興味が湧いたのはバングラデシュの伝統的な船、あと出土された仏像の数々。 ただ写真撮影禁止だし微妙。。。
国立博物館を出てリキシャに乗りやって来たのはオールドダッカにあるラールバゲル・ケッラ(ラールバーグ・フォート)。 ムガール時代の未完の城壁はセポイの乱の時に250名のセポイ(インド人傭兵)がここに立てこもり英軍に抵抗したと言う過去をもつ。 その後、廟や謁見室、庭園が造られた。
現在、広い敷地の庭園は整備されバングラデシュ人の憩いの場所になっている。
つまり、リア充たちの溜まり場になってる。 窓の高さと間隔がちょうど良いね。 隣見えないし。
とちょっと面白いのが城壁の裏がアパートになっていて生活してる人の日常がすぐ目の前で見える。 部屋の中も見えるし、洗濯物を欲している姿も見える。 カメラを向けたら手を振ってくれる。 なんだかのどかでいいね〜
ラールバゲル・ケッラの前にイスラム国家らしからぬ店を発見! 隣に同じような店もあり異様な雰囲気を出していた。
オールドダッカのメインストリートを通りボロ・カトラへ行く途中にあったフルーツ屋さん 親父さんの髪ヒゲの色とフルーツがいい感じ! オールドダッカは写真映えするところが多く街歩きと写真が好きな人には天国だと思う。 さらに「俺を撮ってくれ」と言われる率がすごい高いのでモデルに事欠かない。
このおじさんたちもそう。 歩いていたら「にーちゃん こいつ撮ってくれや」って声かけられた。 マジでオールドダッカ人もいいし最高なんですけど!
オールドダッカの交差点に到着… もう人・人・人。 世界一人口密度が多い国と言われているが東京駅と同じような感じだった。
オールドダッカの街並み。 夕刻が近くアザーンが鳴り響く。
そしてボロ・カトラに到着。 って特に何があるって訳でもないがムガル朝時代に造られたキャラバンサライ(隊商宿)の跡。1644年に建てられた建物の今は周囲の建物と一体化したゲート部分しか残っていない。
そのまま裏道を通りチョト・カトラを目指す。 雨が降った跡なので道はぐちゃぐちゃ。 荷車を押すのも一苦労。
チョト・カトラに到着。 こちらは1664年に造られた。 アーケードの下から見るとわかりやすいが掘られた感じのイスラム建築になっている。
路地の奥で遊ぶ子供達。 オールドダッカの下町感が思いっきし出ている。 どこか懐かしい感じがした。
小腹が空いたのでチョト・カトラの近くで食べたハンバーガー。 油ギットギトなんだけどサクッとしていて全然油っぽくなく思える。 30円くらいで食べられるのでめっちゃコスパが良かった。
オールドダッカの観光スポットでもあるアルメリア教会。 1781年に建てられた教会を見たいと思ってやってきた… が、閉まっている。 周りから写真を撮っていると「にーちゃん 開けてやるから待っとけ」とおじさんに話しかけられ、待っていると管理人を呼んで中を見せてくれた。
教会の内部。 広くはないがしっかりとした造りになっていた。 教会と言えばステンドグラスと勝手に思い込んでいるのだが、ステンドグラスはなかった。
キリスト像ではなくキリストの絵が掲げられていた。 全ての教会にキリスト像があるって訳ではないんですね。
そしてやってきました! スターモスク。 少しだけわかりづらい場所にあるけど、ここはオールドダッカ観光でも必ず抑えておきたい場所の1つ。 外の星もちょっと変わっているけど、建物外壁や内部の細かな装飾も魅力的です。
タイルを使い内部も可愛らしく装飾されていた。 女性が喜びそうなデザイン。 内部は比較的涼しくイスラム教徒の憩いの場になっていた。
ん? これは富士山? なぜか富士山のタイルがモスクに使われています。 これはかなり珍しいパターン。 ちょっとした見所になっています。
スターモスクの隣の学校の校庭でクリケットをして遊んでいる子供達をみてこの日の観光は終わり。
まだ1日だけなのにオールドダッカの魅力にどっぷりとハマってしまった1日になった。 オールドダッカでは1日に2回も自転車にはねられたけど本当に数日歩いても飽きない街だ。
とりあえず最終日にまた来るとしてこの日はホテルへ移動。 ふ〜 疲れた〜 明日はダッカ中央駅から列車に乗って郊外の見所を巡ります。
2日目の出費
・ズボン 300TK
・チャイ 5TK x 3
・シャツ 1800TK
・昼飯 170TK
・リキシャ 130TK
・入場料 100TK
・入場料 200TK
・バーガー 20TK
・夜飯 120TK
合計 2855TK
2017年4月21日〜22日
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