美しき水と緑の国バングラデシュを巡る Part2 ショナルガオ編

昨日のオールドダッカがあまりも面白かったので、またオールドダッカを回ろうかと考えたが、せっかくなので郊外まで足を伸ばしてみることにした。

今日の計画はダッカ中央駅から列車に乗り込み終点のナラヨンゴンジ駅まで移動、その後、ショナルガオまで行くという予定。 ただナラヨンゴンジ駅とショナルガオは10キロ以上離れておりさらにシトロッカ川が道を遮っている。 歩き方を見ても大きな幹線道路がないみたいだが、さあどうしたものか… いつものごとく予定は未定のノリで行くことにしようか。

美しき水と緑の国バングラデシュを巡る Part1 ダッカ編

2017.05.25

 

3日目 ダッカ → ナラヨンゴンジ → ショナルガオ


この日も空は曇っていた。 とりあえずホテルを出発してリキシャでダッカ中央駅(コムラプール)まで移動。 が、この運転手、ダッカ中央駅の場所を知らねえ! おいおい、この超有名スポットを知らないでようリキシャ漕いどるなぁ〜 とまあグーグルマップで道案内をしながら無事着きました。

 


コムラプールは長距離のプラットフォームと比較的近郊のプラットフォームが別れていた。 そんなことは全く知らなかったので地元の人に聴きながら無事たどり着いた。 ただめっちゃ物乞いがいたのでちょっと怖い。

 


列車のチケットはこんな感じ。 ナラヨンゴンジ駅までのチケットは15タカ。

 


どの列車に乗るのかな? とフラフラしてたら声をかけて教えてくれたおじさん。 本当にバングラデシュの人は優しいです。

 


バングラデシュの列車の中はこんな感じ。 ミャンマーの列車のようにちょっとレトロな感じで可愛らしい車内。 ブワーッと人で溢れて屋根の上にも乗っているというイメージだったけど空き空きでした。

 


コムラプールを出るとすぐにスラム街に入りトタン屋根の家がずっと続いて行く。 世界最貧民国の姿が少し垣間見れる瞬間。

 


しばらくすると列車は駅らしいところ止まり多くのバングラデシュ人が乗り込んできた。

 


プラットホームで列車を待つ女性。 洋服が鮮やかで美しい。

 


なかなか列車が発車しないのでぼーっと外を眺めていたら出ました!! 列車の屋根に乗り込む瞬間! チャンスがあったら僕も乗ってみたいと思っていたけど実際に目にするとなかなか大変そう。

 


しばらくしてプラットフォームに入ってきた列車。 ん?と見てみるとこちらにも屋根に乗ってる人々。 なんか先頭車両の方は乗りやすそうですね。

 


コムラプールを出てちょうど1時間くらいでナラヨンゴンジ駅に到着しました。 この街はダッカを取り囲むドレッショリー川とシトロッカ川が合流する地点にあり、メグナ川を川を経てガンジス川に出られるという地の利に恵まれた港湾都市らしい。

 


とりあえずシトロッカ川まですぐだったので川まで出てチャイを飲みひと休憩をする。

 


川沿いに停泊してる船を見てみるとすげー所に泊まってた。 水草多すぎだわ!

 


あまりにも渡し船が頻繁に往復しているのでノリで対岸まで渡ってみることにした。 実は渡し船が意外と好きなんす。

 


で、あっという間に対岸まできました。 こちらも同じくゴミゴミとした人の多さ。

 


せっかくなので船着場近くの市場を散策してローカル気分を味わう。 すでにちょっと奥へ進んだだけなのにもうスーパースターになっていてギャラリーがぞろぞろと後ろからついてきた。

 


市場にはこの川で取れたであろう魚が売られている。 新鮮だがあの川… って思うと不味そうに思える自分が怖い。

 


また野菜も多くあり香辛料や米などもたくさん売られていた。 最貧国と聞くと食に対する貧しさ(手に入らない)があるものだと思っていたけど市場には食材が溢れていて実際に思っていたのとは大きく違った。

 


ドラクエのような列をなしながら対岸の街をブラブラしてたら「お、日本人やん! アイス奢ってやるから食ってけ」と声をかけられ奢ってもらった。 なんかめっちゃ嬉しい!!!

 


また路地の中に入ればこんな光景も見られるし写真と町歩きが好きな人にとったら本当にいいところや!

 


しばらく歩き回ってると英語を話せるバングラデシュ人に捕まりダラダラと話してた。 ふと、シトロッカ川を渡ったことを思い出しここからショナルガオへのバスがあるか聞いてみたが、やはりバスはないという。

ん〜と考えていると「そこにオートリキシャがあるじゃろ」と指を差し「それで行けばええじゃろ」って… ええい! こうなったらそれで行ってやるわい! ってことで金にものを言わせてショナルガオまでオートリキシャで行くことになった。

 


途中でっかい川があったのでオートリキシャを止めてもらい見渡してみると。 なんじゃこれ! 水草をのけながら船が進んどる! その姿はさながら流氷を押しのけて進む南極探査船のようだ。

 


途中程よい田舎の村を通りローカル気分を味わいながら30分くらい走ったらショナルガオについた。 ショナルガオはダッカ郊外の古都でダッカに都が移るまでは東ベンガルの中心都市として栄えていた。 このエリアの観光地がパナム・ノゴル。

パナム・ノゴル

1895〜1905年の10年もの間に1本の細い道の両側に建てられた50県あまりのヒンドゥー教徒の豪華な住宅。 しかしインドから独立した東パキスタン(現バングラデシュ)がイスラーム教の国として出発したことに不安を感じインドへ移住。建物は放棄された。

 


パナム・ノゴルの雰囲気の良いゴーストストリートの裏手には川が流れ近くで生活する人の様子が伺える。

 


特に修繕などは行われておらず時代と共に朽ちてゆく豪邸。

 


その横で木ノ実をパチンコで取る少年。 結構的中率が高く木ノ実がゴロゴロと降ってきていた。

 


道の突き当たりにはため池があり沐浴(?)をする人たちの姿が。

 


どこか静かでタイムスリップしたような気持ちにさせられる雰囲気の良い場所だった。 バングラデシュへ行く機会があったらぜひおすすめしたい観光地だ。

 


かなりいい時間を過ぎていたのでパナム・ノゴル近くの屋台で食事。 味はまあアレです。

 


パナム・ノゴルから歩くこと約10分くらいでショドルバリ(民族博物館)に到着。 なにやら1901年に建てられた領主の館を改修して、民族博物館として公開しているらしい。

 


展示されているのはまああまり興味を引くようなものはなかった。 民族博物館なので楽器や衣料品、ネックレスや指輪などの装飾品といったところ。

 


ここショドルバリの面白いところは博物館以外にもある。 領主の館を改装しただけあって敷地がめちゃめちゃ広く池にはボートがあり恋人たちの憩いの場になっている。 また絶対に乗りたくはないけどこの手動観覧車もあり、バングラデッシュという国の深さを感じることができる。

 


そんなこんなでショルドバリからオートリキシャに乗り込みバス停へ

 


この小さいバスチケット売り場で切符を買いダッカのグリスタンバスターミナルまでと戻り1日の観光は終わった。

ショナルガオへの行き方

ダッカからショナルガオへの行き方はグリスタンバスターミナルからバスに乗り込みハイウェイ沿いのバス乗り場から約2キロ。歩いてもいいしリキシャに乗ってもいい。

 

明日はダッカから東へ約100キロ離れた仏教遺跡クッミラ遺跡に行ってきます。

美しき水と緑の国バングラデシュを巡る Part3 モエナモティ遺跡編

2017.06.08

 

3日目の出費
・リキシャ 50TK
・電車 15TK
・チャイ 10TK
・ボート 2TK
・オートリキシャ 400TK
・入場料 100TK
・昼飯 150TK
・チャイと水 30TK
・チケット 100TK
・オートリキシャ 100TK
・バス 40TK
・チャイ 5TK
・夜ご飯 70TK
・コーラ 30TK
・チャイ 5TK
合計 1107TK

 

2017年4月23日

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ABOUTこの記事をかいた人

ガタ

タイ・バンコク在住の37歳。 学生時代から東南アジアを放浪して、2006年からバンコクに移住。ごく普通のおっさんが家事と子育てをそこそこしつつタイの生活を楽しむために日々試行錯誤しています。 趣味は旅行と写真。タイポートFCのファンです。 FBやTWなどで気軽に絡んでください。